天井川とは、道路や鉄道の上の流れる川の事ですが・・・
流山市内の常磐高速は、騒音&排気ガス防止で、ほとんどがトンネル(半地下化)されています。
さて、トンネル工事は水脈を避けて掘ることが望ましいわけですが
宅地開発された場所は、低地(田や谷津)に盛土しているのでほとんど平坦な土地に変わっています。
また、小さな川はほとんど暗渠(蓋をかぶされている)ので、一見しただけではわかりません。
これが、江戸川台〜初石付近を通る常磐高速のルートです。
手賀沼に注ぐ大堀川は、源流が合流する美田付近から一級河川
常磐高速は、ほぼこの地域の分水嶺に沿って伸びています。
トンネルは青田新田付近の大堀川源流(3)は避けています。
源流(1)と(2)は、間隔が狭いのでこの地図では省略し、1本に着色しています。
※⇒関東平野迅速測図
これが、その水源付近の詳細図ですが・・・
源流(1)は、染み出る湧き水を受ける程度の非常に細い流路。
※野馬土手跡が切れる下流からは、排水路として少し太く・深くなります。
源流(2)の方は、排水路として、はじまりから大きく・深く作られています。
迅速測図に常磐高速を重ねた地図と、実際の航空写真。
ふれあい公園を挟んで・・・
暗渠化された、源流(1)(2)が常磐高速の天井川となって上を流れています。
これが、源流(1)が上を流れるトンネル部分⇒google earthで見る
これが、源流(2)が上を流れるトンネル部分⇒google earthで見る
・・・だから、何?
と言われも、困るのですが。
こうして、昔の地図と現代の便利な地図を組合せて見てみると
やっぱり千年単位で形成された地形(地勢)は、変えることはできないんだなぁ
と...感じたまでですf(^、^;